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VoIP基本ガイド―IPベースの音声データサービス機能を理解する

VoIP基本ガイド―IPベースの音声データサービス機能を理解する
ジョナサン デイビッドソン
VoIP基本ガイド―IPベースの音声データサービス機能を理解する
定価: ¥ 5,040
販売価格: ¥ 5,040
人気ランキング: 143026位
おすすめ度:
発売日: 2001-01-11
発売元: ソフトバンククリエイティブ
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

VoIPは、音声をIP網に乗せることで、電話のサービスをIP網で提供する技術だ。IP網と電話網を統合することができ、ネットワークインフラの構築において大きなコストダウンを図ることができる。従来は低速のIP網において、音声の品質を保証することは難しかったが、近年は音声圧縮技術やQoS技術の進歩によって、これらの問題は解決されている。そして、公衆網での利用も規制の緩和とともに徐々に広がっていくだろう。本書は、VoIPの基本的な技術の解説書だ。VoIPの技術は、音声ネットワーキング技術とIPネットワーキング技術の複合であるため、本書ではその両方の技術の基礎についても詳しく説明している。
第1部では、PSTNの概要やテレフォニーの技術、そして従来のTDMネットワーク方式と、パケット方式による音声伝達の相違点が掲載されており、音声分野の情報がひと通りカバーされている。IPネットワーク技術者が音声の基礎を学べるほか、音声の技術者もリファレンスとして利用できるようになっている。
第2部では、OSIモデルやIPプロトコルの解説、デジタル音声符号化技術や品質テスト、その他IPネットワークで音声を扱うための技術・情報が掲載されている。
第3部は、H.323、SIP、GCPなどのVoIPで使用されるIPシグナリングプロトコルの解説と、シスコ製のVSCによるこれらのプロトコルの制御が解説されている。
第4部ではVoIPの適用として、VoIP導入の課題や、企業VoIPのケーススタディー/サービスプロバイダーのケーススタディーを用いて、それぞれの場合の導入計画から、ルータの具体的な設定などの解説を行っている。基本ガイドとしての位置付けであるため、VoIPの本格的な実装と設計に利用することは難しいが、VoIPの基本を学びとるためには、難易度もそう高くなく使いやすい本といえる。VoIPに携わる技術者の方で、IPあるいは音声の知識が足りないと感じられている方や、これからVoIPに携わる方は使われてみてはいかがだろうか。(斎藤牧人)

VoIP基本ガイド
PSTNの説明から始まりVoIPの話題へと移行する本書の構成と、VoIPの基本的なテクノロジーの説明内容は、VoIP初心者にとって納得できるものであるが、たぶん英語の日本語訳による問題とおもわれるが、ところどころ非常に読みづらい個所があり、それが本書の評価を落している。英語も問題なく読める方には、もしかしたら英語版の方が良いかもしれない。

通信インフラ業界初心者必見
VoIPの解説のみでなくその周辺のプロトコルや現在の電話網の仕組みなどがわかりやすく記載されています。 “プロトコルに知識を身に付けたいが、たくさんありすぎるし、奥が深そうで、なにをしたらよいのか分からない”という方にもお勧めです。主要なプロトコルの概要を理解することができます!!

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